島村楽器より「リーフレック」という管楽器アイテムが発売されています。
葉っぱの形をした金属が波打っているアイテムですが、要は管楽器のいくつかの継ぎ目をこの金属でブリッジさせ、振動のロスを効率的に伝え、楽器の鳴りを増幅させるものです。サックスではマウスピースとネックをブリッジさせることがほとんどです。2枚1セットになっていて
、この写真のように2枚重ねて左側に装着するのが基本です。

京都のサックス奏者がリーフレックを使用

サウンドが遠くに伸びる感じ

まずお伝えしておくと、サウンドはかなり変わります。顔に近い位置にリーフレックがあるので、その振動で自分に聞こえる音も大きくなるのですが、楽器全体がより振動しより遠くに音が伸びる感覚があります。素材により違いがあるようですが、値段との兼ね合いもあり、私はvintageが気に入っています。

注意点

尼崎の有名管楽器店の方いわく、普段の練習では使わず、本番や録音など「ここぞ」というときに使うのがよい、とのアドバイスをいただきました。付けたばかりの時はサウンドが変わり、よく鳴っている感覚があるのですが、次第にその感覚がなくなって鳴らしづらくなってくるとのこと。楽器は軽いとパワーに劣るが全体を鳴らしやすい、重いとその逆です。また、リガチャーなど口元のバランスが重くなると、楽器を鳴らしきるのにパワーが必要とのことでした。なので、ここぞというときに(まだ鳴らしきるパワーがある時に)使うのがベストとのことでした。とはいえ、やはりサウンドはよい方向に大きく変化するので、使わない手はありません。