たったこれだけ!誰でも吹けるポップス・スムースジャズ Smooth Jazz

サックスをもっとポップにおしゃれに吹きたい、というお悩みはございませんか。この記事は吹奏楽、クラシック出身者でポップスの吹き方に悩んでいる方、いまひとつおしゃれに吹けないと悩んでいる方に向けて、サックスをよりポップに吹くための即効性のあるメソッドを紹介します。(私自身も吹奏楽出身で、ジャズやポップスを演奏し始めたとき、演奏の仕方にとても悩みました)

おしゃれサックスの代表的ジャンル スムースジャズについて

まずは聴いてみよう スムースジャズ

まずは「スムースジャズ Smooth Jazz」について簡単に触れておきます。おしゃれなサックスというと誰しもがこのジャンルを思い浮かべると思います。私も大好きなジャンルです。実際にどんなジャンルか聴いていただいた方が早いのでこちらをご覧ください。みなさんよくよくご存知のジャンルかと思います。簡単に言うと、洋楽のAORやSoulなどのボーカルがサックスに置き換わったと考えてください。

スムースジャズの特徴

ボーカルがサックスに置き換わったということは、このジャンルの特徴として「サックスを歌うように吹く」ということが挙げられます。演奏する側にとってみれば、音符・フレーズを早く吹けることとはまた別の「歌う」テクニックが必要となりますが、歌うためのテクニックは音符と違って目に見えにくく、何に取組めばよいか分かりにくいところです。スムースジャズを吹いても「棒吹きになってしまう」「味気ない」というのはよく聞くお悩みです。

そんな掴みどころが見えにくいポップス・スムースジャズですが、このポイントだけ押さえればご自身の演奏がとってもおしゃれになります。しかも割と即効性のあるポイントですので、すぐに活用していただけます。

まずはこれだけでOK! かんたん即効テクニック

ペンタトニックスケール

メジャースケール「ドレミファソラシド」の1,2,3,5,6番目の音つまり「ドレミソラ」です。とても耳なじみのあるスケールです。演歌チックでもあり。ワンパターンにはなりますが、この5音でジャズを含め、世の中のほとんどの曲は乗り切れてしまいます。

ダウンベンド

音の終わりに音程を下げるテクニックです。AOR系の歌を聞いても多用されています。

実際に吹いてみました

ということで、これらのテクニックを用いて演奏してみたらこんな感じです。

どうですか、スムースジャズしてるでしょ?!
あとはリバーブをかければ完璧です。