最近これを買いました。


自身が敬愛するプレイヤーがどんなギアを使っているかはやはり気になります。
本田雅人氏でいうと、楽器はフラセルのマーク7、マウスピースはヤナギサワメタル、そしてリードはバンドレンの緑(JAVA)の3番、というのが定説でした。
しかしこの本ではなんと「実はスクエア期の大半はファイブラセルを使っていた」との記載が!肩透かしをくらったとともに、納得いかなくもない感じでした。

ファイルラセルの特徴

普通のリードはこんな感じ(左) 対してファイブラセルはこんな感じ(右)です。

ファイブラセルは私も使ったことがありますが、見てわかる通りヒール(根本の皮が厚い部分)が短く、ヴァンプ(なだらかな坂になっている部分)が長いのが特徴です。振動部分が長いため、とても簡単に鳴ります。青箱の2半を使っているからといってファイブラセルの2半を買うとペラペラすぎて使い物になりません。4くらいの固さでちょうどよかったような。

樹脂リードのメリットデメリット

ファイブラセルやレジェールに代表される樹脂リードはの最大のメリットは調整が必要なく、個体差も少ないため、葦のリードのように当たりハズレという概念がほぼないことです。これによりリードへのストレスがほぼなくなり、フィンガリングなどその他のことに集中できることになります。
デメリットとしては、どんな吹き方でも一応鳴るので、本当によい吹き方が身に付きにくい、というところでしょうか。
葦のリードと樹脂リードをたとえて比較するなら、アナログvsデジタル、マニュアルvsオート といったところでしょうか。樹脂リードは万人が一定鳴らすことができますが、音量は頭打ちしますので、熟練してくると物足りないところもあります。
メガリスのような曲を吹くのであれば、フィンガリングに集中できるファイブラセルが向いているかもしれませんね。