2003年~2009年は仕事の関係で東京におりましたが2003年~2004年ごろにかけて、元T-SQUAREの宮崎隆睦氏にサックスを師事しておりました。
思い返してみると、自分のサックスサウンドの基礎はこのころに出来上がったなと感じます。
今でもよく覚えていますが、最初のレッスンでまずは良いサウンドを出すための呼吸法を教わったのですが、たしかこんなことだったかと思います。

・「腹式」というが、息を吸うのはお腹+肺である。お腹でまずいっぱい吸ったら肋骨を広げてさらに肺でもいっぱいに吸う。
・いっぱいに吸った後は腹筋で壁を作りお腹をキープ、肺で吸った分で呼吸をまかなう。

腹式呼吸というだけあって、肺で吸ってはいけないと思い込んでおりましたが、そんなことはないと教えてもらいました。
もちろんブロウするための力は腹筋を使うことになりますが。
この、いっぱいに吸った状態でいつ何時も吹きなさい、という話でした。
これは今でも心がけていて、楽器以上の容積を自分の体にもって吹くようにしています。